ひっそり田舎ぐらし

ど田舎に生息しています。イラスト描いたり文章書くのが趣味。ディスクロージャー情報を知り思った事を書いたり忘備録としてブログを続けています。

田舎暮らしのあれこれ~ど田舎に住むようになった経緯と日々の暮らし~

ど田舎に住むようになった経緯

 

ブログ名の通り田舎にひっそり暮らしている私ですが、そういえば田舎暮らしをする事になった経緯や日々の暮らしについて記事にした事がなかったので、書ける範囲で書いてみようかなと思います。

 

最後に住んでいた横浜にさよならし、生まれ故郷のど田舎の家を終の棲家としてから、はや8年。

 

それまでは配偶者の職の関係で、数年単位で各地を転々としていました。

 

それはそれで目新しくて楽しい経験でもあったんですが、やっぱり落ち着かないし、アパートやマンション暮らしではなく、地面に近い一軒家で定住したいな……というか生まれ故郷の家(今住んでるど田舎の家)に住みたいな~とずっと思っていました。

 

自然の豊かな田舎が元々好きだったので人工物ばかりの都会はしんどくて、週末になるととにかく緑を求めて、大きな公園などに行っていたのを思い出します。

 

どこに住んでも、帰りたい。という想いは消えませんでした。

 

なので結婚生活にピリオドを打った時は、大変さよりもやっと帰れる、という気持ちの方が強かったです。

 

ちなみにその時には一旦、同じ市内の街中にある実家に戻ったのですが、数か月して落ち着いた頃、前々から住みたかった今のど田舎の家に引っ越しました。

 

この家は元々父の生家で、私が小学校に上がる前まではそれはそれは年季の入った古い日本家屋が建っていました。

と言っても私自身にその記憶は殆どなく、写真も残ってないのですが、家の敷地内に地下水の湧く池があって、なぜかその池と台所の一部が繋がっていて、炊事場の足元の板をめくると鯉がいた記憶だけあります。

 

古い木と純粋な湧き水の匂いだけ何となく覚えてます。

 

私が小学校に入学する時に建て替えしたものの、たった3年住んだだけで父の転勤によりその後は夏休みなど、長期休みにしか行けない別荘的な存在になっていました。

 

なので私が住むようになっても、築年数が古い割には床などの傷みも少ない状態でした。

 

とは言っても古いのは古いので、最初の数年は要らない物を大量に捨てたり、部屋の壁紙を張り替えたり、ペンキを塗り直したり、和室に珪藻土を塗ったりと夢中になって片付け&DIYしてました。

 

近くにある役所の出張所でしょっちゅう粗大ゴミの券を買うので、顔を出すとすぐ書類を出してくれるように……😂

 

テラスの波板も張り替えたり、枯れた庭木を物置にあったチェーンソーで切ったり、大騒ぎしながらも頑張ったなあ……

(母にも大分手伝ってもらいました)

 

子供の頃には何も生えていなかった庭も、長年の間にコスモスが生い茂ったり、雨が多かった年にはワカメのような苔が大量発生したりしながら、いつの間にか勝手に生えていた野芝が勢力を伸ばし、今では庭の天然のグランドカバーとなっています。

 

田舎暮らしで大変なのは庭の手入れと、虫による家の内外の汚れ対策

 

都会のマンションに住んでいる時は分かりませんでしたが、田舎の一軒家で一番手がかかって大変~!と思ったのが、庭の手入れと虫対策です!

 

庭をコンクリートとかで固めていれば雑草も生えないんでしょうが、私は自然な状態が好きなのでそれはしたくないんですよね……

 

冬は雑草もみんな枯れてくれるので唯一何もしなくていい時期だけど、春から秋までは放っておくとあっという間に庭が原野に還ってしまうので、定期的に草刈りをしないといけません。

もちろん一つ一つ手で抜くなんて無理なので、文明の利器、『草刈り機(刈り払い機)』を使います。

 

父が存命の頃は軽々とやっていたように見えたのですが、いざ自分でやってみたら、草刈り機は重いわ、腕は疲れるわ、千切れた草が顔や体に飛んでくるわ、こんなに大変だったんだ……って思い知らされました。

 

筋トレするようになってからは、最初よりは楽になったんですけどね~。

 

そして虫。

(ここからは、虫がきらいな方は読まない方が😅)

 

春から夏はハチやハエ、アブ、トンボが家の中に入って来ては出口が分からずパニックになってるし、秋は冬眠場所を求めて大量のカメムシが入って来るし、たまにムカデが入って来たり、都会のマンションにもよくいる皆が嫌がる黒いヤツも出現したりします。

 

私は虫がそれほど苦手ではないので、家の中に虫がいても冷静に窓を開けて出て行って貰ったり、トンボとかは羽根を持って逃がしたり、掃除機で吸ったりすると大惨事になるカメムシは(家じゅうがめっちゃ臭くなります)ほうきと塵取りで取って外にポイしたりできますが、虫が苦手な人はきついかもしれません。

 

基本、殺したくないので逃がすんだけど、逃がしても逃がしても外から入って来ますからね😓

 

大体の虫(あの黒いヤツも)には冷静に対処できる私ですが、それでもムカデにはちょっと焦ってしまいます。唯一、噛んで攻撃して来ますからね……

 

寝ている時に顔に這われた時にはさすがに悲鳴が出ました。その後掃除機で吸い取ってベランダに出しましたけど。

 

そしていつの間にか天井に蜘蛛が巣を張っていたり、ヤモリが家の中に侵入していたりと、共存共栄するしかない環境です。

 

もう慣れ切ってしまい、刺したり噛んだりする虫じゃなければ、いても「ああいるな」程度です。

この環境で家の内外が汚れないように保つのは至難の業です💦

私は諦めました。

 

冬は寒いけど慣れるし夏の夜は涼しくてクーラー要らず

 

あと、今の新築物件だと断熱はしっかりしていると思いますが、うちのは昔建てられた家なので、断熱効果が乏しいです。

 

なので冬は朝の室温が5℃とかになったりしますが、ずっと住んでいると慣れちゃうものなんですよね。

真冬でも室温が15℃以下にならないマンションから、ここに越して来た時にはさすがに寒い~~~っ!!とブルブルしてましたが、2年目から石油ファンヒーター+こたつで充分暖かく過ごせるようになりました。

 

という感じで冬はちょっと厳しいのですが、夏の夜は田舎って最高と思えます。

 

昼間は普通に35℃を越えて暑いのですが、そんな日でも夜は27℃以下ととっても涼しいんです。

お盆を過ぎると8月でも24℃、25℃くらいで、快適!

 

真夏はさすがに夜でも暑い日もありますが、それでもクーラーを付けずに窓を開けて扇風機で充分眠れるほど涼しいのは助かります。

 

今の時期(2024/7/8)だと19時過ぎたらクーラーは止めて、あとは窓を開けて自然の風を入れていますが、寝る頃には半分以上閉めないと肌寒いくらいです。(1階の話でさすがに2階は熱がこもってるので窓全開のままですが)

 

お金よりも質素な暮らし

 

こういう生き方をしている時点で、

お金 < のんびりした生き方

なのは明白過ぎるほど明白です。

 

元々文章書いたり、何かを創っていれば幸せな人間なので、お金のかかるような趣味がないからこういう生き方が出来ている面があります。

 

旅行も特に行きたいと思わないし、ブランド物もグルメにも興味なし。

流行ものにも興味ないし……

 

これでフリーエネルギーが実現して、電気ガス水道全て無料になり、排水も完全にクリーンに出来るような装置が出来て、どこにでも一瞬で移動できるようになったら最高なんですけどね~~~✨😊

 

そんな世界が来る事を願ってますが、今も日々ありがたいと思っています。

なるべく綺麗な川を汚さないように頑張ろう。