ホントにびっくりなんですが、楽天カードを不正使用されました。
カードを紛失した訳でも盗まれた訳でもなく、財布に入ったままの状態で、です。
近所で買い物してるだけで行動範囲も狭く、怪しげなサイトに行ったり、フィッシング詐欺に引っ掛かるような事もなく、変なSNSの変なリンクをクリックしたりという事もなく、全く身に覚えが無い状況でした。
結論を先に書くと無事に(無事っていうのも何ですが)不正使用だという事がはっきりし、支払いの必要はなくなり一件落着なのですが、一応顛末を記事にしたいと思います。
※お急ぎの方のために、楽天カードで不正使用がはっきりしている場合の連絡先電話番号を記載しておきますね。
楽天カードで不正使用されたらこの番号へ!
楽天カード株式会社 信用管理部 092-303-5631
(受付時間:日本時間9:00~21:00)
不正使用の発覚(覚えのない利用通知)
それは4/13(ほんとについ昨日です)の夜、メールチェックをしていた時の事でした。
楽天カードからカード利用のお知らせ(速報版)が届いていました。
「何も買ってないのに?」と不思議に思いながらメールを開いてみると、なんと全く覚えのない購入日と金額の通知が5件も!!!
しかもけっこうな金額!!!
いやいや、絶対、私、何も買ってないって!!!!
何、人のカード勝手に使ってんの!?つかどうやってカードナンバー知った!?
楽天カードのこの『速報版カード利用お知らせメール』は、購入した日の翌日くらいに届く仕様になっています。
(まだ請求確定していない物も含む)
そして私は楽天カードを楽天市場でしか使っていないため、すぐに楽天市場の注文履歴を見てみました。
が、当然ですが何も購入していません。
やばいよやばいよ、と思いながら楽天カードの『よくあるご質問』内の「利用した覚えのない請求がある」項目をざっと見ましたが、電話するにしろメールで質問するにしろ、9:00~17:00の間でなければ駄目そうだったので(この時点で夜0時)、明日にする事にして寝ました。
ちなみにこの『よくあるご質問』から不正利用の場合の対処方法を探すのは物凄く大変で、しかもぴったりくる解答がありませんでした💦上に間違いなく『不正利用された!』場合にすぐに掛けられる電話番号を記載しておきました。
楽天カードに電話を掛ける
そして朝、メールチェックすると、『楽天カードから緊急のご連絡』と銘打ったメールが届いていました。
おお~!やっぱり楽天もあの購入履歴はおかしいと分かってくれたようです。
カードを停止するために『紛失・盗難』の電話番号に掛けて停止しなきゃいけないかと迷っていたのですが、
ここにやっと、直通の電話番号が書いてあったので9時になるとすぐにこの電話番号に掛けました。
が、やはりというか、なかなか繋がりません。
「只今大変混みあっております……」のアナウンスを10回くらい聞いて一旦切り、9:30くらいにもう一回掛けてみると、今度はアナウンス1回聞いたあと割とすぐに繋がりました。
そこで「不正使用の可能性が高いという緊急メールが来たんですが」というと、本人確認のために名前と生年月日(西暦で)、カードに登録されている電話番号を聞かれ本人確認が取れました。
そして利用日や内容の話を聞かせて貰うと、どうやらアマゾンで何件もカードを使ったようです。4/12の5件が一番多いですが、それ以前の日付では美容系のサイトでカード情報だけを登録したりしていたようです。他には聞いた事のない会社でカード払いしようとして、承認が下りず買えなかった履歴が残っていると言われました。
(このカードは限度額が10万円だったので4/12ので限度額いっぱいで、それ以上買えなかったようです)
そして、私自身はそういったサイトにカード情報を登録したり、アマゾンで何かを購入した事はない、という事を伝えると、私本人がアマゾンのカスタマーサービスに連絡してその旨伝えて下さい、そしてその後顛末を教えてくださいとの事だったので、一旦切りました。
アマゾンのカスタマーサポートに連絡する
という事で、今度はアマゾンへ連絡です。
最初は『アマゾンから電話をかけて貰う』をクリックしたのですが、只今通話する事が出来ません、チャットサービスをご利用ください、と機械音声で言われてしまい、チャットに変更。
最初はAIが答えていましたが、その内人間の担当者に。
早速「楽天カードを不正使用された」旨と、「楽天カードには連絡済みで、アマゾンさんに詳細を調べて貰って下さいと言われた」旨を伝えると、
『不明な請求が発生しているクレジットカード番号の下4桁』
『明細に記載されているご利用店名』
を教えて欲しいと言われました。
上に書いたように正式な明細書はまだ出ていない状態ですが、楽天カードからの情報でアマゾンでの購入のよう、と言われていたので、ご利用店名はアマゾン、と答えました。
すると、
①不明請求があったクレジットカードを共有されている方がございますでしょうか。 ②他のお持ちのAmazonアカウントについてお心当たりはございますでしょうか。
と聞かれたため、共有者はいない、他にアカウントは持っていないと答えました。
そうするとまた担当の人が変わり、『確認にお時間をいただきます。このまま3分から5分前後ほどお待ち下さいませ』
との事だったので、チャットボックスを閉じないままじっと待つこと6~7分。
回答来ました!
お調べいたしましたところ、該当のものと思われる請求を2件特定いたしました。内訳は以下です。
2023年4月12日水曜日 ¥ 19,500
2023年4月12日水曜日 ¥ 13,860
クレジットカード会社より他にもあがっていた形跡があるとのことですが、Amazon.co.jpのものであった場合は、現時点で既に削除されているようです。
さらには、
上記の請求については、○○様以外のアカウントに第三者が○○様のクレジットカード情報を登録した可能性が高いことがわかりました。
この後に追加で届いたアマゾンからのメールによると、私のカード情報を勝手に使用したアマゾンアカウントは新規に作られたらしく、すでにアマゾンの方で閉鎖したとの事です。
そして上記の二つの請求は、
2023年4月12日水曜日 ¥ 19,500は請求が確定する前にキャンセルに成功しているようですが、2023年4月12日水曜日 ¥ 13,860に関しては請求が確定してしまっているため、利用店舗側(Amazonペイのご利用のため、Amazon.co.jpではありません)での請求キャンセルができないため、クレジットカード会社に不正利用について救済措置をご相談いただく流れとなってございます。
との事でした。
アマゾンペイを使ってどこかのサイトで何かを買ったみたいです。
※4/15に楽天カードの楽天e-NAVIをチェックすると、この請求が上がってました。
(追記:4/25に楽天e-NAVIで確認すると、未確定だったこの請求が綺麗さっぱり消えてました。あー良かった!)
有名アニメの大手製作会社の直営ショップで、何か購入したっぽいです。
(フィギュアとかアニメ関連の何か)
こんな大きい会社でも不正使用を防げなかったんですね……
アマゾンペイだとアマゾンへの信用で二段階認証とか無いからかな?
ちなみに、アマゾンペイ経由だと請求名の前に『AMZ』という記号が付くみたいです。
とにかく、この後はカード会社の方でという事だったので、チャットを終了してまた楽天カードに電話をしました。
ちなみにチャット内で教えてくれた、今回の件でクレジット会社がチャージバック(不正な利用や取引からカードの持ち主を保護する制度)を適応する重要ポイントは、
今回の請求について、私が承認していないことと、私以外のアカウントに未承認でクレジットカードが登録されている点だそうで。
再び楽天カードに電話して無事チャージバック確定。カードを退会する事に
という事で、もう一度最初の楽天カード・信用管理部に電話しました。
「緊急のメールが届いたんですが」
と伝えたあと、もう一回同じ事説明しないといけないのかなと思っていたら、経緯がちゃんと通達されてたみたいで、スムーズに話が進みました。
アマゾンからの話を伝えると不正使用は確定みたいな感じで、4/12以降にカードを使用しようとしていた痕跡(性懲りもなく5万くらいのものを買おうとして、限度額オーバーで決済不可になってた)などを教えて貰い、
カードを作り替えますと言われたのですが、楽天カード自体あまり使ってなかったのもあり、退会する事にしました。
処理が間に合わなかった場合、一旦請求が行ってしまうかもしれませんが、その場合は返金します、と言われて終了。
は~~~~~やれやれ……
カード番号が漏れた経緯は分からず
結局、楽天カードのナンバーなどがどこから漏れたのかは分かりませんが、クレジットマスター(何千通りかの組み合わせを試して、決済出来るカードを探すやつ)が一番可能性が高いかなと思いました。
サイトからの流出も疑ったのですが、楽天カードは楽天市場での買い物にしか使用していなくて、街での買い物に使った事もありません。
(一応楽天市場のIDとパスワードも変えました)
それにしても、私本人はクレジットカード会社のチャージバックで支払いもなく助かったわけですが、この不正使用されたカードで商品を購入されたショップがすでに犯人に商品を送っていた場合(今回発見が早かったのでまだ送ってない可能性が高いですが…)、商品代金は入って来ない上に商品も盗られて、気の毒だなあ……と思ってしまいました💦
そうならないように、ECサイトの方ももっとしっかりと対策を取らないとですね……
(一時期、自分でもECサイトを運営していたので、どうしても販売者側の損失も考えてしまいます😫その時は販売件数も少なかったし、クレジット関連で被害を被った事はありませんでしたが)
※4/15
その後調べると中国のSNSなどでフィッシング詐欺などで抜き出した日本人のカード番号やマイナンバーカードの情報などが売られているらしいです。
不正使用された時、一番割を食うのはクレジットカード会社ではなく、犯人に商品を購入されてしまったお店なんですよね。
そんな理不尽がこれ以上横行しないよう、販売事業者の方でも一致団結して被害を防ぐシステムを構築して行って欲しいと思いました。