2018年夏頃から更年期障害的な症状が色々出て来た私ですが、あれから5年、最初よりは軽くなっていますが毎年夏は一番調子が優れません。
メガビタミンと筋トレ・有酸素運動などのお陰で、大分楽にはなり、普段は快調なんですけどね。
暑さと湿気のダブルパンチを喰らう夏は、しんどい日が多いです😅
とは言っても、精神的な不調はないのでそこは助かってますが、体の調子が優れないのはやっぱりすっきりしません。
主な症状としては、動悸(に伴う胸苦しさ)と手足の重だるさ、膝から下のむくみ、です。
動悸と言っても、最初の時みたいに1分間に脈拍90とかいうほどではなく、普段が60台なのが70台になる程度なのですが、どうも息苦しい感じがします。
パニック発作で苦しんでいた時期とは違って、しんどくて死にそう!というほどではないんですが、やっぱ、すっきりしない。
あと、特に午前中ですが、手足を上げるのがしんどくて息切れするんですよ。
筋力不足な訳ではなくて、酸素不足って感じ。
そして膝から下がむくみます。
靴下なんか履いてると、5mmは凹みます。
しかし、プロテインもビタミンもこれでもかというほど摂ってる訳だし、もう栄養素の不足とは考えにくい。
筋トレも有酸素運動もストレッチも、調子が悪くない時は楽しく1時間近くやれているし、運動不足も考えられない。
だけど胸が息苦しい感じだったり、むくみや手足のダルさはやって来る。
と、そこで思い出したのが中医学です。
昔、首都圏に住んでた頃、中医学の先生に施術して貰った事があったんですが、ツボを刺激するだけで体が熱くなって汗が出て来て、目の霞が瞬く間に消えた、という衝撃体験をした事があったんですよね。
その時は、肝臓に熱が溜まっていてそのせいで目が見えにくくなってる、肝臓の熱を出すツボを施術したという説明でした。
技は確かだったものの、保険が効かず一回の施術で1万円もかかるので、何度も通えず終わりになったんですが、その線で調べてみようと思い付きました。
息苦しさの原因は『腎』の働きが弱っているから
すると、ありましたよ。
息苦しさは『腎』が弱っていて、空気を体の奥まで引き込めないために息苦しく感じる、って記述が。
参考元のブログ↓
残念ながらうちからは遠すぎて行けない、鍼灸院さんのブログでした。
詳し~く書いてありますので、細かいところはそちらを読んでいただくとして、
簡単に説明すると中医学で言う『腎』は腎臓という臓器のみを指すものではなく、
『精(生命エネルギーみたいなもの)を引き込み腎に貯蔵したり』
『全身の水分代謝を調節したり』
『深い呼吸を補助したり』
という働きをするもののことらしいです。
なるほど納得。
息苦しい時、過去に何度も病院で酸素量を計りましたが、98%と全く問題なく酸素は取りこめてるって結果でしたが、それでも酸素が足りない感じがしていたのは、生きるために必要不可欠な「生命エネルギー」が取り込めてなかったからだったんですね。
さらに、全身の水分代謝を調節する働きもあるということで、なるほど、腎が弱っているために足のむくみが出ているという訳なんだな。
そして腎は、親から引き継いだもの+環境によって決まるらしい。
思うに、私はこの『腎』の働きが生来あまり強くなかったのかもしれません。
子供の頃から体力がなく、よく熱を出したり体調を崩していましたし。
息苦しさを感じる時には照海と関元
それはともかく、手っ取り早くどのツボを使うか書きましょう。
息苦しさを感じる、こういう時には照海と関元というツボを使うようです。
ただし、関元の方は1分間の脈拍が80を越える人に使用すると効果があるということなので、私は照海の方だけ使いました。
と言っても、以前からツボ押しなどはしてみたものの、指で押したくらいで効いた試しがなく(中医学の先生の所で押されたツボと同じところを押して見ても、大して効かなかったため、忘れてた……たぶん押し方にコツがあるんだろう)、
今回も効果あるんかなあ?
と疑問ではありましたが、とりあえずやってみた。
ただし今回はお灸で。
ちょうど家にせんねん灸があったので、それを使いました。
この照海というツボは、内くるぶしから親指1本分下のところで、皮膚が薄いのでせんねん灸と云えどもけっこう熱い。
ジリジリと耐えられなくなって来たら剥がして、ちょっとズレた所に置いて、熱さがピークを越えたら元のところに戻す、って感じでやってみました。
ですが効果はあまりよく分かりませんでした😂
ちょうどお灸をした頃には、息苦しさもそれほどなくなっていた頃でしたし……
このせんねん灸みたいな台座灸って、本式のやり方のお灸に比べると効果半分らしいですし……
ですが!このあと試したツボが、ダルさにめっちゃ効きました!
副腎疲労を回復させるツボ腎兪
副腎というのは、腎臓の上についている器官です。腎=腎臓という訳ではないにしろ、副腎疲労って前々からよく聞くワードではあったし、自分も副腎疲労なんだろうなあ、とは思ってたんですよね。
そして先ほどのブログに副腎疲労のページが。
なんと、更年期で卵巣から女性ホルモンが出なくなっても、元気な人ならこの副腎から女性ホルモンを出せるらしいです。
うちの母親なんかは超健康で、花粉症などのアレルギーもないし、更年期障害なんかも全くなかった人なんですよね。
この違いは一体何なんだ!?
と思ってたんですが、やっぱり私は副腎疲労だったんでしょう。
体に悪いと知りつつ、牛乳や小麦粉製品大好きだし。
血糖値を乱高下させてた覚えはあるし。
でも最近はさすがに牛乳も小麦粉製品も控えるようになりました😅
そしてその副腎を元気にさせるのが腎兪というツボらしいのですが、実は私は、昔からこのツボのところがよく痛くなっていたんです。(10代から)
生理の時は勿論、長時間立っていて疲れた時もこのツボあたりの腰が猛烈に痛くなってました。
もう昔からずっと、『腎』よわよわサインがいっぱい出てた訳です。
そして今も調子が悪い時はここが痛くなります。鋭い痛みじゃなく、凝ってる感じの鈍痛で揉むと気持ちいい痛さなんですよね。
なので早速ここにもせんねん灸をしてみましたが、なんと照海にした時と比べてまったく熱くない!?
むしろじりじりする熱が凝った部分に効いて気持ちいいくらい。
後で調べてみると、調子が悪い場合、お灸をしても熱く感じなかったりするみたいです。
わーめっちゃ当てはまるじゃん……
「あージリジリして気持ちいい……」
と堪能している内にあっという間に冷めて行ったので、続けて3回くらいしましたが、それでも心地いい、の域を出ず、照海の時のように「あっつ!!もうムリ!」にならなかったので、相当副腎が弱っているんでしょう。
そしてそのまま3日くらい続けてお灸したところ、なんと3日目の朝起きた時、手足のダルさがほぼなくなっている事に気付きました……!!!
今までで一番効いた。
やっぱり昔から痛くなるツボだっただけあって、一番の重要ポイントだったようです。
今もまだ「あっつ!!」とはならないんですが、「あっつ!!」となるまでしばらくこの腎兪へのお灸を続けてみたいと思います。
追記:
足の裏の『湧泉』という超有名なツボがありますが、これも腎の経路の始まりのツボらしく、あらゆる症状に効くみたいです。
(湧泉というと、うちの母がすぐ浪越徳治郎さんの名セリフ『指圧の心は母心、押せば命の泉湧く』ってセリフを言う😅)
場所も簡単で、全部の足の指をキュッと内側に折り曲げると出来る、『人』みたいなシワの部分なので、分かりやすい。
ここにもお灸してますが、これもめっちゃ効きます!