ひっそり田舎ぐらし

ど田舎に生息しています。イラスト描いたり文章書くのが趣味。ディスクロージャー情報などアップしています。

ベジタリアンで健康を保つには(ベジタリアンを8年やっていた経験から)

※この記事を最初に書いたのは2018年で、2023年にリライトしました。

8年間ベジタリアンでした

 

私は30代の頃に約8年間、肉・卵は出汁に至るまで全く食べないベジタリアン生活をしていました。

 

ちなみに2023年現在は、ゆるい糖質制限生活で、肉や魚介類、卵は積極的にたくさん食べてはいませんが、週に何度か少量食べています。


ベジタリアンとは


ベジタリアン(菜食主義)というのは、肉や魚、卵などの動物性の食品は口にせず、野菜や豆などの植物性の食品を食べる人の事です。

 

ですがベジタリアンでも許容範囲が様々です。

緩いものから順に、全て植物性の物しか口にしない厳格なヴィーガンまであります。

 

  • プラントベース:積極的に植物性の物を食べるが、肉や魚介類を食べる事もある (厳密にはベジタリアンとは少し違う)
  • ペスカタリアン:肉は食べないが、魚介類や卵・乳製品は食べる
  • ラクト・オボベジタリアン:肉・魚介類は食べないが卵と乳製品は食べる
  • ラクト・ベジタリアン:肉・魚介類・卵は食べないが乳製品は食べる
  • ヴィーガン:肉・魚介類・卵・乳製品全て食べない。植物性食品のみ食べる

 

基本ヴィーガンでも外食では動物性の出汁はOKにする人もいれば、乳製品はもちろん動物性の出汁もNG、と厳格にしている人もいます。

 

私は、最初の頃は魚介類や乳製品はOK、外食の時は魚介類の出汁はOKくらいのレベルのベジタリアンで、最後の2年間くらいは魚介類も食べないベジタリアンに移行しました。(プラス、マクロビや酵素玄米も取り入れていた。)

乳製品は食べていたのでラクベジタリアンですね。

 

当時ベジタリアンになろうと思ったのはスピリチュアルな理由で、なるべく動物性の食べ物は摂りたくないと思ったからでした。

 

ベジタリアンになって良かったこと

  • ほとんど外食しないので外食費が掛からなかった
  • 排泄物が臭くない
  • 太らない

これは、今現在(2023年)ベジタリアンではなくプラントベースになった自分が、当時の事を思い返して感じた事です。

 

外食云々のメリットは、当時住んでいたのが田舎でベジタリアンが外食出来るような場所がなかったからなので、都会に住んでいれば関係ない話かもしれません。

ベジタリアンだと排泄物が本当にそれほど臭わなくなります。

 

そして太らない。ベジタリアンをやめた頃、肉をたくさん食べていた時期があったのですが、(今までの反動もあったと思う)あれよあれよという間に体重が5~6㎏増えて、びっくりしました・・・

ベジタリアンで大変だった事

      •    たんぱく質不足に陥った
      •    外食で食べられるものが少なかった

 

当時(今から20年前くらい)は今ほど情報も知識もなかった為、ベジタリアンでいながらたんぱく質不足を克服するのがとても大変でした。

 

今ならプロテインを飲めばたんぱく質不足は簡単にカバーできると知れ渡っていますが、当時はまだプロテインは筋トレする人が飲むもの、という世界で、健康維持のために飲んでいいものだとは全く知りませんでした。

 

そんな状態でベジタリアンになると、当然たんぱく質不足に陥ります。
動物性たんぱく質をとらない代わりに、ひよこ豆やレンズ豆、大豆、大豆製品で何とか摂取しようとはしていたんですが、元々小食でそんなに量が食べられなかったのと、

 

ベジタリアンになったのがちょうど産後2年も経っていない頃で、栄養素が体に足りていない状態からのスタートだったため、万年たんぱく質不足な状態でした。

 

たんぱく質が足りていないと、代わりに手っ取り早くエネルギー源になる糖質(甘いもの)を身体が求めるのだそうで、確かにその時は食べても食べても満腹感が得られず、自然と甘いもの過食になっていました。

 

けど糖質はエネルギー効率が悪くて大量に取らないといけないし、大量の糖質からほんのちょっとの、しかも持続しないエネルギーしか作れない。

 

当時の私はチョコレートの大袋を1人で1日のうちにカラにしてしまうほど、甘いものを滅茶苦茶に食べてました。

それなのに体重は全然増えないどころか、年を経るごとにどんどん減って行きました。

 

しかしたんぱく質不足については、何度も書きますがプロテインで補うことが出来ます。

ああ、この時に知っていれば…

 

ベジタリアンでいても、体質的に大丈夫な人もいますが、おそらくそういった方はうまくたんぱく質を吸収できているか、体質的に少ない栄養素でもエネルギー回路が回るタイプなんだろうなと思います。

少なくともあの頃の私には、たんぱく質が足りてなかったどころか、産後充分な栄養補給がされておらず深刻な『質的栄養失調』に陥っていたと思います。

 

ベジタリアンで健康を維持するには、たんぱく質不足に陥らないよう気を付ける必要があります。

 

とくに生理で毎月血を失う女性は、気を付けないとです。たんぱく質だけでなく、鉄もしっかり摂る必要があります。

あの頃の自分の写真を見ると、顔色が土気色っぽく、血色が悪くて生命力が枯渇しちゃってるような感じになってました😫


そして困ったのが外食。ベジタリアンだと外食で食べられる物がなく、苦労しました。
これは今(2023年)でもベジタリアンの人の悩めるテーマみたいですね。

 

パンは卵入ってるし、大体のおかずは肉メインですしね。
当時の自分もお出かけしたら、いつも大体おにぎりかフライドポテトを食べてました。(今思うと糖質天国)

 

あとはインド料理のベジタブルカレーなどは、美味しくて安心して食べられて助かりました。今でもインドカレーは大好きです。

 

卵が大丈夫なら、モスバーガーのグリーンバーガーか、ソイパティシリーズが食べられるので助かりますが・・・

 

8年続けたベジタリアンをやめてしまった訳

 

ベジタリアンをやめたのは、ガチョウの卵くらいの子宮筋腫が出来てしまったから。毎月の生理の出血量がとんでもなく増え、人生初体験のものすごい貧血になりました。(看護師さんに「よく生きてたね」と言われたくらい)

そして摘出手術をする事になったためです。

 

その頃中医学の病院で診て貰った事があって、その時に「低栄養過ぎて身体が冷え切っている。肉食べた方が良いよ」と言われ、身体のしんどさが極限に来ていた私は、「もうベジタリアンでいるのは無理だな・・・」と断念してしまいました。

 

子宮筋腫の原因も対処も、今となっては他に方法があったのですが、あの時にはあれが自分にとっての唯一の解決策に思えました。


ベジタリアンをやめたあと糖質制限食へ

ベジタリアンをやめたあと、MEC(MEET EGG CHEESEの略)やローカーボと言われる糖質制限食に移行しました。

 

糖質制限というのは、身体の原料であるタンパク質をしっかり摂り、良質なエネルギー源を脂質(バターや動物性の脂)で摂って効率よくエネルギーを作ろう、エネルギー源として効率が悪く、体内の炎症を起こしやすい米や小麦などの炭水化物は控えめにしよう、という栄養学です。

 

さすがにベジタリアンをやめて初日に肉を食べる時は緊張しました。

一応消化の良さそうな鶏肉を選びましたが、それまで8年間も一かけらも口にしなかった肉なので消化できるのか??と不安もありました。

でも一口食べたら、ものすごく美味しかった。体が求めてる栄養をやっと得られたって感じがしました。


その後藤川先生の分子栄養学の事を知って実践する事で、大人になって初めて、最高に体調が良くなりました。

こちらの記事も参考にしてください。

 

rainbowstar.hatenablog.jp

まとめ:ベジタリアンで健康を保つにはプロテインなどでしっかりたんぱく質を補うべし

過去の私の場合はベジタリアン生活の間、たんぱく質が不足しすぎていて、体調を崩したという結果になってしまいました。

 

女性は食べられる量が少ないため、肉や卵を十分食べているつもりでもたんぱくが足りてないこともあるらしいです。


そういう場合、プロテインを飲むことで効率よく必要な量のタンパク質が摂れるので、ベジタリアンだった時、プロテインをしっかり飲んでればまだマシだったのかもなあ~~と思います。

 

現にほぼ肉や魚介類を食べない(嫌いなので)うちの娘は、1回20gのタンパクが摂れるプロテインを1日2~3杯飲んでいますが、たんぱくが摂れているか示すBUN値は理想値の20を越えていて、十分にたんぱく質が摂れている、という結果です。(病院で血液検査をして調べました)

 

乳製品を摂るベジタリアンなら、ホエイプロテインでいいし、乳製品もNGなベジの方なら大豆から出来たソイプロテインというのもありますしね。ただ、ソイプロテインは、ホエイよりも吸収率が悪いみたいです。

 

ちなみに、成人で一日に必要なタンパク質の量は最低50g~100g、病気からの回復時や美容目的だと100g以上だそう。

 

肉類は100gで20g前後のタンパク質が摂れ、植物性は大豆が抜群に高くて100gで20g前後摂れますが、穀物だと数gしか摂れないのです。

 

ベジタリアンの方はくれぐれも、かつての私のように健康を害さないように、しっかりとタンパク質摂りましょうね😅

 

おすすめのプロテインはこちら。色々飲んでみた結果、無添加、甘みなし、グラスフェッド、に落ち着きました。グラスフェッドは、牧草だけを食べて育った牛から取れた牛乳です。グラスフェッドでないものは、乳をたくさん出させるための成長ホルモンなどが入った飼料を食べさせられているみたいです。

 

プロテインの美味しい飲み方や、おすすめプロテインをまとめた記事はこちら↓

 

rainbowstar.hatenablog.jp

というわけで現在(2023年)は少量の肉や魚介類、卵を食べてはいます。

これはちょっとスピ的な話になりますが、お肉はやっぱり食べ過ぎると振動数が下がった感じがするので、そのうちまたベジタリアンに戻りたいとは思います。


ただ、何度かチャレンジしたものの、プロテインだけだとやっぱりたんぱく質が足らない感じがするので、最初は卵や魚介類だけOKにして様子をみようかな…

やっぱり、気分的にはガンガン食べたい訳ではないんで、小さいキューブみたいなのを一つ食べたら、すべての栄養素が充分摂れる、みたいな食品が早く出て来て欲しいですね😅